タイ人の食事様式
『お菓子』
料理がタイ人のワガママで発展していると考えれば、またこのお菓子もタイ人のワガママ嗜好で発展しているものであろうと思う。
タイには数多くのお菓子がある。まずその前になんと言っても、タイはフルーツの数が豊富である。マンゴスチン、パパイヤ、マンゴー、ランブータン…日本ではあまりお目にかかる事の少ないフルーツが安価で大量に手に入る。そしてそんな自然のフルーツと共にあるのがカノム(お菓子)である。全体的なお菓子の雰囲気は中国菓子と似ているような気がするが、ココナッツミルクを大量に使ったり、カオニィアオ(もち米)を使ったりと、タイのお菓子はやはりタイのお菓子である。
左写真、アイスなのだが、カップでもコーンでもなく、なんとパン。そしてしかもアイスとパンの間にはカオニィアオが入っている。なんとも贅沢な(?)お菓子である。西洋菓子のような繊細さは敢えてここではないが、このミスマッチとも思える組み合わせが、実はなんともいえない絶妙な組み合わせだったりする。アイスを西洋のパンに乗せちゃって、しかも間にはタイのカオニィアオなんて、いかにもタイ人らしい組み合わせだと思う。正直、美味い。